ふつうの器がもたらしてくれるモノ
山野邊孝 takashi yamanobe
福島県いわき市生まれ
現在、いわき市に工房とGALLERY YAMANOBEを営む。
山野邊さんの器は、卵焼き。
朝ごはん、お弁当、夜ご飯のおかずの一品。
卵焼きは、いつどこで食べても、「あぁ。美味しい。」とほっとするような料理。
山野邊さんのうつわは、まさに卵焼きのよう。
たまごに砂糖と醤油。材料はそれだけのシンプルな料理。
どうやったっておいしいは美味しいのだけど、丁寧に作るからこそ味わいが変わったりもする。
意外とシンプルな料理ほど、奥が深かったり。
山野邊さんの作るうつわも、一見すると素朴でシンプルなうつわ。と、思いきや…
使うと分かるんですよね。この器の本当の凄さみたいなものが。
きっと想像をはるかに超える、作り手の創意工夫が隠されている。
そこには、作家がどういうものを目指しているのかという、力強い意志がある。
だから、こんににも美しく、かっこいい。
足りない何かを満たしてくれる器
卵焼きのような器は、やっぱり毎日使っている。
お弁当に卵焼きが入っていないと、やっぱりちょっとさみしくなる。このうつわを使わない時の食卓も、似たような感情だ。
山野邊さんのうつわを使ったことのある方には、きっとこの気持ちに共感してくれるのではないでしょうか。
毎日繰り返す日常の風景に、愛おしさを感じさせてくれる
普通であることの、おもしろさと奥行きが、山野邊さんの作品には滲み出ている。
山野邊さんの作品でしか感じられない、手に馴染むような丁度よさ。
それは、暮らしに馴染むからに他ならない。
その作品がもたらしてくれる、日常の心地よさと安心感は、使う人の心を満たしてくれるもの。
それは何にもかえがたい豊かさなのだ。
私はこの器に出会えたことが、とても幸せなことだと感じています。
今回moganaでは、特に日常使いしやすいアイテムをお願いしました。
お茶碗に、取り皿、メイン料理のお皿に、スープ料理にいいなと思えうつわ、盛りつけが楽しくなるようなうつわなどなど、揃えておきたいうつわが勢ぞろいです。
毎日の食卓、家族で囲む食卓、友人を招いての食卓、そこにはいつも美味しいごはんと、笑顔。
暮らしにずっと寄り添う器となりますように。
ぜひ、オンラインサイトをご覧くださいませ。